“スーツやジャケパンにサンダルを合わせる”など、日本では突飛なスタイリングも難なくモノにするティト アレグレット氏が、直近のピッティウオモで足元にチョイスしていたのはアディダス スニーカーの「SAMBA」。パッと見はスーツのような洗練された見え方のネイビートーンオントーンでジャケパンをシックにまとめながら、爽やかな白ベースのSAMBAで軽快にハズしてこなれ感たっぷりに仕上げている。スタンスミスやスーパースターほどの圧倒的な人気は無いものの、カジュアルズのアイコン的存在だったり、1962年のチリW杯にて優勝を飾ったブラジル代表が履いていたりと、歴史や背景ストーリーのある絶妙なポジションのモデルをあえてチョイスするという、ヒネリありなセンスも流石だ。
ハイペースで様々なカラーバリエーションが展開されているYeezyシリーズ。発売後は必ずプレミアム価格になると言っても過言ではなかったこのスニーカー群も、カラーリングによってはほぼ定価でゲットできる価格帯にまで落ち着くなど、カニエ・ウェストが繰り返し公言してきた“イージーを誰でも手に入れられる時代”がいよいよ現実的になってきた。誰でも手に入るスニーカーとなれば、コーディネートで差別化を狙うのがお約束。直近のピッティ ウオモに参戦している洒脱な御仁は、デニムのセットアップ風スタイルの足元にYeezy 700をチョイス。ネッカチーフの色味をさりげなくスニーカーとリンクさせて統一感を演出しながらスパイスをきかせるなど、さりげないアレンジテクニックが見事だ。
万歩計やストップウォッチ機能を備えた“マイコンピューター”が左足の甲部分に搭載されたスニーカー「マイクロペーサーxR1」。1984年に発売された当時、革新的な機能を搭載したハイテクスニーカーとして人気を集め、NMDのパーツの一部として使用されていることでも知られる名作だ。こちらの御仁はシャンブレーシャツにデニムスラックスを合わせた着こなしに、上述のマイクロペーサーをセット。存在感のある唯一無二のデザインがシンプルコーデを一味違った装いに格上げしている。
2015年の登場以来、洒落者からランナーまで幅広い層から支持を集めているアディダスの新定番スニーカーシリーズ「ULTRA BOOST」。アスレジャースタイルはもちろん、シャツにスラックスといったドレス寄りなコーデの足元にもすんなりとハマる汎用性の高さが魅力だ。下の御仁のように色味をリンクさせれば、より統一感のある印象に。
朝から晩まで光沢が衰えない3Mのリフレクターを配したディテールデザインが目を引く「ナイトジョガー」。1976年モデルからインスピレーションを受けているだけに、どこかノスタルジックな雰囲気も備えたデザインが魅力的だ。直近のピッティ ウオモにてキャッチしたこちらの御仁は、そんな「ナイトジョガー」をジャケパンに合わせて大胆にハズし。ナチュラルカラーでまとめた柔らかさのあるムードに新鮮なスパイスをきかせている。
あまりの人気から再販も実施されるなど、Yeezy boost 350シリーズの中でも屈指の人気を誇る「Yeezy boost 350 V2 ZEBRA」。モノトーンで使い勝手が良いながら、アニマル柄ならではの存在感で足元にインパクト大のアクセントをプラスしてくれる。シンプルなモノトーンコーデに取り入れれば、モノトーンらしい都会的なムードはそのままに、物足りなさを解消するアクセントを加味できることうけあいだ。
インディゴ染めされたファブリックを採用したテーラードジャケットに白Tシャツ、ネイビーパンツを合わせたカジュアルジャケパンコーデ。こんなスタイリングの足元にすんなりとハマるのが「SAMBA OG “Purple Haze”」だ。このモデルは、アッパーにフォーマルな印象を演出するベルベットを採用しているため、ドレスアイテムとの相性◎ シュータンの内側に隠しポケットを備えたり、ヒールに”Good Vibes”の文字のステッチを施しすなど、遊び心も感じる一足なので、気になる方はぜひチェックを!
2016年よりスタートしているアディダスとアレキサンダー ワンのコラボレートシリーズ「adidas Originals by Alexander Wang(アディダス オリジナルス バイ アレキサンダー ワン)」。下の御仁は、ベージュスーツの足元にAW SKATE SUPERをセットしてドレカジミックススタイルを洒脱に表現している。パンツの裾にあえてクッションを作ったハズしの按配も絶妙だ。
アディダス スニーカーの中でも定番として不動の地位を獲得している「キャンパス」や「ガゼル」などのモデルは、一足あると便利な優れモノ。ドレスやカジュアルはもちろん、下の御仁のようなダメージジーンズを合わせたグランジテイスト漂うスタイリングにもすんなり馴染む。
カジュアルなウエスタンシャツにベルトレス仕様の白スラックスをセットしてクリーンにドレスアップ。足元には軽量かつフィット性に優れた「DEERUPT」をセットして軽快な印象に。ドレスとカジュアルのテイストを絶妙にミックスした旬なスタイリングの好例だ。
春夏秋冬問わず洗練された印象を演出できるモノトーンのコーディネート。洗練された印象をキープしながら夏場に相応しいフレッシュなスパイスをきかせるなら、足元に蛍光色のスニーカーをセットしてみてはいかがだろうか。下の御仁は、黒Tシャツに白パンツを合わせたコーディネートにアディダスのネオンオレンジの蛍光スニーカーをセット。テクノロジーを詰め込んだハイテクデザインがスパイスをきかせると同時に、スポーティなムードを演出する。
アッパーには70年代のCOUNTRYランニングシリーズのデザインを踏襲し、ミッドソールにはKAMANDAの形状を継承したNEVER MADE PACKのモデルミックススニーカー。定番的に見えて、一味違うヒネリのきいたギミックがモダンなムードを演出する逸品だ。コーデの足元に取り入れれば、さりげなく個性をアピールできること間違いなし。
おもわず前に足を踏み出したくなるほど軽快な足運びを実現するULTRA BOOSTシリーズの中でも、TRIPLE WHITEモデルは洒落者から絶大な支持を集める逸品。ストレスフリーな履き心地と抜け感たっぷりなルックスで、足元から爽快なムードを演出してくれる。柄アイテムを取り入れたコーデのアク抜き的なバランス調整役にも好適だ。